• 15歳のポメラニアンとの暮らし~家族を支えてくれた大切な存在~

    2026年6月3日

    我が家には15歳になるポメラニアンの「クッキー」がいます。

    人間でいえば80代後半。

    それでも毎朝5時過ぎになると、
    「散歩に連れて行って」

    と私を起こしに来るほど元気です。

    この子は15年間、私たち家族を支えてくれた大切な存在です。

    この子が生まれたのは、あの東日本大震災の3日後、2011年3月14日です。

    誕生日がホワイトデーだったこともあり、「クッキー」と名付けました。

    私の勝手なエゴで去勢はしていません。 そのせいもあってか15歳になった今でも、女の子を見ると興奮します。

    それが元気の秘訣かも知れません。

    ○突然の嘔吐と入院

    そんな元気なクッキーですが、4ヶ月程前に急に嘔吐が続くようになりました。

    何か変なものでも食べたのか、それとも何か病気になったのかと心配になり、 掛かりつけの動物病院に行きました。

    検査の結果、肝臓の数値が異常に高くなっており、治療の為1週間程入院することになりました。

    退院してからしばらく元気だったのですが、1ヶ月も経たないうちに、 また同じ症状が出てきました。

    再度動物病院に行って診てもらうと、 やっぱり同じように肝臓の数値が異常に上がっていました。

    ただ動物病院でも肝臓の数値が異常に高くなるハッキリとした原因が分からず、

    ・肝臓がん

    ・胆嚢の破裂

    ・胆石

    などが考えられるが、手術してみないと分からないそうです。

    そこで再度入院し状態がよくなってから大きい病院に行って診てもらうことになりました。

    東京都足立区にある日本高度動物医療センターに行き、精密検査を行いました。

    15歳にしては心肺機能が元気なので、全身麻酔でCT検査を行ったところ、 原因が胆石であることが分かりました。

    ○手術するかしないかの選択

    医療センターの医師から、 胆石が原因で、胆嚢が破裂することも考えられ、その影響で腹膜炎を発症し亡くなってしまう危険もあると言われました。

    「今はまだ元気なので、今のうちに手術することをお勧めします」 と言われ、掛かりつけの病院の先生と相談することになりました。

    掛かりつけの医師からは、 できれば手術することを勧められました。

    とりあえず1ヶ月は皮下注射と内服薬で様子を診て、その後で手術するか決めることになりました。

    そして1ヶ月後、なんと肝臓の数値が正常に戻ったのです。

    先生もびっくりしていました。 そして、医療センターの先生も、

    「これだけ数値が良いのなら、手術するかどうか悩ましいですね」と笑いを含んだ困った顔をしていました。

    最終的に私の判断で、手術はしないことに決めました。

    理由は以下のことを考慮しました。

    ・15歳という高齢で手術という負担が心配

    ・今の時点で元気で肝臓の数値が正常なこと

    ・手術の費用が80万も掛かること

    ・手術しても手遅れな場合もあること

    先生からは手術しなくても、長生きできる可能性は十分あると言われたので、 それに賭けてみようと思いました。

    これからも週1回は掛かりつけの動物病院に通います。

    体重は体調を崩す前は4.0kgだったのが3.4kgまで減りましたが、今は3.75kgまで戻ってきています。

    あれからは嘔吐も見られず食欲もあり、とても元気な状態です。

    ただし、いつ胆石が悪さをするか分からないので、その点が心配ですが、 そうならないように内服薬と皮下注射を続けていきます。

    ○これからの余生について

    私はこの15年間、クッキーには色々助けられました。

    アルツハイマー型認知症になった父の相棒はクッキーでした。

    クッキーがまだ小さい時は、父がクッキーを散歩に連れて行っていましたが、 父が認知症になってからは、 クッキーが父を散歩に連れて行ってくれました。

    クッキーは散歩のルートを覚えており、公園に行ってもちゃんと父を家まで案内してくれました。

    父の介護で私が適応障害になった時も、 私の側にいて、寄り添ってくれました。

    クッキーの可愛い笑顔を見ると、 辛いことも忘れられるくらいでした。

    そんなクッキーとの生活も、そんなに長くはないでしょう。

    もし、今すぐにクッキーが天国に旅立ってしまったら、 私の心は再び壊れてしまうかも知れません。

    しかし、「その時」は必ずやってきます。

    どんなにもがいても避けては通れない道です。

    その覚悟は常に持っていなくてはなりません。

    私はこれからのクッキーの余生について考えてみました。

    今現在、15歳になって

    ・散歩中疲れて休む時間が多くなってきた

    ・歩くスピードも遅くなってきた

    ・階段を登らなくなってきた

    このように、さすがに身体の衰えは少しずつ見られるようになってきました。

    これからは、

    ・散歩はクッキーのペースに合わせる

    ・クッキーの意思で時間と距離を決める

    ・必要に応じてペットカートを使用する

    このように、クッキーの身体に合わせて散歩に行くことにしようと思います。

    食事についても、できるだけクッキーの好みに合わせながら、 脂質やカロリーが少なく、 消化の良いフードに切り替えていこうと思います。

    これからのクッキーの為に、やれることはしっかりやって、 いつ「その時」が来ても、後悔のないようにしたいです。

    「最後の時は、私の膝の上で旅立ってほしい」

    これがクッキーにとっても私にとっても、最高の幸せだと思っています。

    ○最後に

    昨年末に私たち夫婦に娘が誕生し、 新しい家族が増えました。

    クッキーは「この子は誰だろう」といった感じで興味を持っている様子でも、 ちょっと近寄りにくいようです。

    娘も生後6ヶ月になり、だんだん色んなことに興味を持つようになりました。

    クッキーをじーっと見て不思議そうな顔をしています。

    今はお互いが様子を伺っている感じですが、 これから娘が大きくなって、 クッキーと良好な関係が築けるようになれば良いと思っています。

    そしてクッキーとの関わりを通して、 「命の大切さ」を学べたら最高だと思います。

    私たち家族で、クッキーの残りの余生を、 かけがえのないものにしてあげたいと思います。

    クッキーは15年間、私たち家族を支えてくれました。

    今度は私たち家族がクッキーを支える番です。

    残された時間がどれくらいあるのかは分かりません。

    だからこそ、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

    そして、いつか訪れるその日が来た時に、

    「クッキーと出会えて本当に幸せだった」

    と心から言えるように。

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